【Video Installation】サスキア・オルドウォーバース/Saskia Olde Wolbers
2008年 11月 03日
水疱瘡もだいぶよくなってきましたが、医者にOKをもらわないと
公共の場所にいけないので、今日までまったり自宅療養。
だいぶよくはなったので、掃除をしていました。
そうしたら、前にいった森美術館のサスキア・オルドウォーバースの展示フライヤーが
でてきたのでちょっと紹介します。確かターナー展の付属でやってたんだっけ。
今年みたアートの中では群を抜いてよかった。
Placebo/Saskia Olde Wolbers
作品の背景がほとんど参考になるものがないので色々探してしまいましたが、
下記にサマリーが載っています。
http://findarticles.com/p/articles/mi_m0268/is_3_42/ai_110914010
フランスの Jean-Claude Romandという人が起こした「ロマン事件」というものに
インスパイアされている様。ロマン事件は、ロマンという医者の両親と妻子が殺され、家に火がつけられるという事件があったのですが、犯人はロマンその人/しかも医者でWHOに勤務していたという事も完全に嘘、妻子にも親友にも18年間嘘をつき続けた、
という人物です。
んで、この作品は独特の浮遊感のある映像(CGではなくミニチュアの模型を水中で撮影しているらしい)の中である女性の脳内で考えているのか、独り言なのかわかりませんが、独白が淡々と語られています。
外科医の恋人が車による無理心中を試み、二人は病院に。動く事ができず、覚醒と昏睡の中で、彼女は 気がつく。他に妻がいるはずの愛人に妻はなく、外科医でもなかった。愛人の哀しい嘘の手がかりをたぐり寄せながら、彼女は自分が愛していたのは虚構の人格であったことを悟る、というストーリー。
Placeboとは、薬学的には効くはずのない薬で、患者が「これで直るんだ」と思って病気が治ってしまう、即ち偽薬の事。
事実ではない事実を、完全に意識下で事実として認識すること、
そして意識がない状況で、それが事実ではない事が分かってしまったこと。
そんな事を、見た事もない質感の映像で感じる、不思議な体験。
公共の場所にいけないので、今日までまったり自宅療養。
だいぶよくはなったので、掃除をしていました。
そうしたら、前にいった森美術館のサスキア・オルドウォーバースの展示フライヤーが
でてきたのでちょっと紹介します。確かターナー展の付属でやってたんだっけ。
今年みたアートの中では群を抜いてよかった。
Placebo/Saskia Olde Wolbers
作品の背景がほとんど参考になるものがないので色々探してしまいましたが、
下記にサマリーが載っています。
http://findarticles.com/p/articles/mi_m0268/is_3_42/ai_110914010
フランスの Jean-Claude Romandという人が起こした「ロマン事件」というものに
インスパイアされている様。ロマン事件は、ロマンという医者の両親と妻子が殺され、家に火がつけられるという事件があったのですが、犯人はロマンその人/しかも医者でWHOに勤務していたという事も完全に嘘、妻子にも親友にも18年間嘘をつき続けた、
という人物です。
んで、この作品は独特の浮遊感のある映像(CGではなくミニチュアの模型を水中で撮影しているらしい)の中である女性の脳内で考えているのか、独り言なのかわかりませんが、独白が淡々と語られています。
外科医の恋人が車による無理心中を試み、二人は病院に。動く事ができず、覚醒と昏睡の中で、彼女は 気がつく。他に妻がいるはずの愛人に妻はなく、外科医でもなかった。愛人の哀しい嘘の手がかりをたぐり寄せながら、彼女は自分が愛していたのは虚構の人格であったことを悟る、というストーリー。
Placeboとは、薬学的には効くはずのない薬で、患者が「これで直るんだ」と思って病気が治ってしまう、即ち偽薬の事。
事実ではない事実を、完全に意識下で事実として認識すること、
そして意識がない状況で、それが事実ではない事が分かってしまったこと。
そんな事を、見た事もない質感の映像で感じる、不思議な体験。
by minorutominoro
| 2008-11-03 21:32
| Media Communication